化粧品は植物性、動物性、化学物質の成分によるものなど、様々な材料が使われています。 一方で、日本では昔から米ぬかで顔を洗ったり、きゅうりのパックをするなど家にあるものを化粧品代わりに使う文化もありました。 食べられるものは安全といったイメージから、ユズやアロエなどを使ってキッチンで化粧水を手作りをしている人も多いようです。 天然素材や植物系素材の配合量が多く、しかも有機栽培された原料を使用して作られるオーガニックコスメは安全といったイメージがありますが、人の体はそれぞれ違うので、どんな化粧品も安全とは言い切れません。

オーガニックコスメとは

 農薬や化学肥料を用いずに栽培した植物を材料の一部として用いて作られた化粧品全般を、オーガニック化粧品と呼んでいます。 しかし、オーガニック化粧品は、特別の規定があるわけではなく各国、各社でばらつきがあります。 オーガニック化粧品は天然のものだから安心と思いがちですが、アレルギー体質の人だと思わぬものにも反応し、かぶれたりかゆみが出るなどのトラブルを起こすことがあります。 植物性由来のコスメに限らず、動物性由来のものも化学物質によるコスメもはじめて使用する場合は、配合されている成分をよく見て、自分にとってのアレルギー物質が含まれていないかしっかり確認する必要があります。 また、オーガニックコスメは製法が複雑であったり、オーガニック原料が高価であることから、お化粧品のお値段も通常のコスメよりは高い場合が多いので、トライアルセットなどでまずはお肌に合うかどうか試してみるのが良いと思います。

植物抽出エキスについて

古くから薬効があるといった植物は、オーガニックコスメにも使用されることが多くあります。植物抽出エキスとは、植物の花や葉、茎などから抽出された成分のことです。 中国などに伝わる漢方やヨーロッパに伝わるハーブは、体調や体型をよくし、美しくなることを目的として古来より延々と使われてきたものなので、化粧品にも積極的に取り入れられることが多くあります。

手作り化粧品のトラブルには気を付けて!

野菜や果物をすりつぶしたパックや、緑茶を化粧水代わりに使うことでの肌トラブルも報告されています。 食べられる物であっても、肌に対しては刺激が強すぎる物もあります。 口の粘膜と肌の粘膜は構造が違うので、食べて大丈夫だからといって肌に塗って大丈夫という保証はないのです。 手作りの化粧水を使う場合も必ずパッチテストをしてから使うようにしましょう。

オーガニックコスメのメリットとデメリット

メリット

植物から抽出したエキスが中心に用いられ、石油由来成分や合成成分がほとんど排除されているのが最も大きなメリットと言えます。 植物は民間療法に利用されているものも多く、その植物に対してアレルギーがない人は、安心して用いることができます。 オーガニックコスメには天然のエッセンシャルオイルが用いられることが多く、化粧品を使いながらリラックス効果が得られるのも大きなメリットですね。

デメリット

植物自体が有機栽培され安全なものであったとしても、特定の植物でアレルギー反応を起こすこともあります。 また、オーガニック化粧品は合成界面活性材を用いてない場合や、用いていても必要最小限に留めて処方されている場合が多く、使用感(化粧品の伸び等)が悪く感じられることが多いようです。 中には、水を使わずに方向蒸留水を利用している化粧品も多くあり、こういったオーガニック化粧品の場合、通常の化粧品に比べ、ハーブ系の香りがかなり強い傾向にあります。

まとめ

ヨーロッパやオーストラリアといった、オーガニック先進国では化粧品といえば当たり前にオーガニックコスメを指します。 日本でも近年ようやく化粧品の成分に関心が高まりオーガニックコスメのブームが起き始めました。 オーガニックコスメはメーカーによって、また認証機関によって、様々な独自のルールが存在し、ユーザーから見るとそれらが複雑に感じられるかもしれませんが、毎日使うものだから妥協せずに自分にピッタリのコスメを見つけてください。